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納骨堂には期限がある?

永代供養は言葉をそのままとると、「将来もずっと供養し続けます」という意味を表します。しかし現実には難しいところもあり、一定の期間が定めらている場所も中にはあります。納骨サービスを提供している業者においても永代供養を掲げているところがありますが、将来ずっとではないところもあるので注意が必要です。

 

 

 

永代供養になっていれば同様に利用できるか

永久には将来・未来・永劫等の意味が想起されるでしょう。その通り、通常は「将来ずっと」という意味で使われます。〝永久○○~のサービス”は、永久にその状態になることを謳ったサービスです。しかし現実には永久にならないこともあり、一定の長期間その状態が維持できれば永久の言葉が使える時もあります。言葉の意味と実際のサービスの内容を区別しないといけないかもしれません。

永久に似ている言葉として永代があります。こちらは家族の「代」を指し、そのことから「将来いつの代になっても」という意味合いになるのでしょう。もし納骨堂を利用し、「永代供養ができる」という文句があれば「期限なしに利用ができるのだろう」と感じてしまいますが、実際のところそれぞれのサービスで異なります。現時点ではまさにいつまでも使えるとするところもあれば、一定の利用期間を定めているところもあります。最初の利用時に利用料と毎年の管理料などを支払いますが、一定期間分の管理料を事前に払っておけばその間は追加料金なしに利用期間内の利用ができます。それ以降に関しても業者によって異なるので、確認しておくと良いでしょう。

一定期間経過した後に延長ができる

お墓を建てるとき、将来的には自分が入ることも想像するでしょう。その時は自分の子供が管理をしてくれるだろうと想像できるかもしれませんが、その後は明確に分かりません。孫ができれば孫が管理してくれるかもしれませんし、一方でしてくれない可能性もあります。

このようにお墓を建てる時にはいろいろなことを考える必要がありますが、墓に埋葬するのに代えて納骨堂を利用する選択肢もあります。まずこちらには利用の期限があるというと、先述した通り期限付きが否かはサービスによって異なるので事前に確認しておくと良いでしょう。

期限付きとなると、その時が来たらどうなってしまうのかが気になりますよね。もし期限が来てしまうのが嫌なら、延長できる場合もありますので、そのような点も併せて前もって聞いておくことをおすすめします。利用料金も業者で異なりますが、延長に伴って新たに利用料金が必要な時もありますし、毎年の管理費を継続的に払って行けば延長できるところもあります。ただし、民間サービスなどだと追加で利用料金が必要になる可能性があるでしょう。料金の仕組みを聞いておかないと、延長したくてもしにくくなるときもあります。

管理費用などを払わなくなったときにどうなるか

結婚をしていない人、結婚はしたが子供がいない人は跡取りがいない状態になります。それが大きな問題になるわけではなく、遺産などを希望に応じて引き継がせたいなら遺言書などを作成しておくと良いでしょう。何もなくて引き取り手が無ければ国のものになります。

では自分が死んだ後に納骨堂を利用している際、利用期限が来たらどうなるかというと、それぞれの業者で取り決めが異なり、将来的にずっと使えるところもありますが、使えないところもあります。自分が死に、跡取りがいなければ管理費の支払いも無くなってしまうと思われるので、その場合は延長の仕組みがあったとしても使えません。業者によってその後の対応は異なります。

また、合祀と呼ばれる方法によって、遺骨を一つにまとめて祀る方法を取るところがあります。その他遺骨の一部分だけを残してそれだけを継続して祀るところもあります。建物内に保管をする場合、今は余裕があっても将来的には一杯になるでしょう。となるとそうならない仕組みがあった方が安心して使えます。将来の手続きが納得できるところを利用するのが良いでしょう。

 

永代供養となっていても、一定の年数を決めているところがあります。業者によって年数は異なり、決めていないところもあります。その年数が来たらどうなるかで、延長が可能なところもあります。管理料の支払いがないと、合祀されるときもあります。利用を考えている人は期間の有無、ある場合のその後の処置に関して事細かく確認しておけば不安はなくなるでしょう。

東長寺
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